FXの名言は、勝ち方を探すためではなく、損切り・資金管理・待つ判断を自分のルールに変えるために読むのが重要です。
なぜなら、FXでは正しい予想を続けることより、予想が外れたときに資金を守れるかが長期的な結果を左右するからです。
歴史に残るトレーダーや投資家の言葉を見ると、利益より損失管理を優先する考え方が何度も登場します。
ただし、有名な名言の中には出典が曖昧なものや、後世に別人の言葉として広まったものもあります。
この記事では、確認できた名言や相場格言をできるだけ多く紹介し、FXでどう使えばよいのかまで具体的に解説します。
※情報確認日:2026年8月28日
世界の著名トレーダー・投資家が残したFXにも役立つ名言

世界的なトレーダーの名言で共通するのは、予想力よりリスク管理を重視している点です。
実際に長期間市場で結果を残した人物ほど、損切り、ポジションサイズ、待つことの重要性を繰り返し語っています。
ここでは出典を確認できる言葉を中心に、FXトレードへ置き換えた意味まで紹介します。
気になる人物から読めるよう、以下のリンクから移動できます。
- ポール・チューダー・ジョーンズの名言
- ブルース・コフナーの名言
- エド・セイコータの名言
- リバモアをモデルにした『Reminiscences of a Stock Operator』の名言
- ウォーレン・バフェットとベンジャミン・グレアムの名言
- ラリー・ハイトの名言
ポール・チューダー・ジョーンズの名言|攻める前に守る
ポール・チューダー・ジョーンズの名言から学べる最大の教訓は、利益より防御を先に考えることです。
大きな利益を狙うトレーダーとして知られる一方で、本人は損失管理を非常に重視しているからです。
「Don’t ever average losers.」
「Play great defense, not great offense.」
引用元:『Market Wizards: Interviews with Top Traders』・Jack D. Schwager
前者は「負けているポジションへ安易に追加するな」という意味で、無計画なナンピンへの戒めになります。
後者は、攻撃的に利益を求める前に、最大損失を管理することが大切だという教えです。
ブルース・コフナーの名言|入る前に出口を決める
ブルース・コフナーから学びたいのは、エントリー前に損切り位置を決める習慣です。
ポジションを持ってから出口を考えると、含み損への未練が判断を変えやすくなるからです。
「Whenever I enter a position, I have a predetermined stop.」
引用元:『Market Wizards: Interviews with Top Traders』・Jack D. Schwager
意味は「ポジションを持つときには、あらかじめストップを決めている」というものです。
FXでもエントリー価格より先に、シナリオが崩れる価格を考えると損切りを機械的に実行しやすくなります。
エド・セイコータの名言|トレンドと損切りを徹底する
エド・セイコータの言葉は、トレンドに従いながら損失を小さくする重要性を端的に示しています。
セイコータはシステムトレードの先駆者として知られ、ルールに従う姿勢を重視した人物だからです。
「The trend is your friend except at the end where it bends.」
出典:Ed Seykota公式サイト掲載のEd Quotes
「トレンドは友達だが、終わりには曲がる」という意味で、順張りにも出口が必要だと読み取れます。
別の公式FAQでも、ストップを使って損失を限定する考え方が繰り返し説明されています。
『Reminiscences of a Stock Operator』の名言|待つことも技術
『Reminiscences of a Stock Operator』から学べるのは、相場では待つ力も利益を左右するという考え方です。
頻繁に売買することより、条件が整った大きな流れを待つ重要性が作品を通じて描かれているからです。
「There is nothing new in Wall Street.」
「It always was my sitting.」
引用元:『Reminiscences of a Stock Operator』・Edwin Lefèvre
前者は、人間の欲や恐怖が繰り返されるため、相場の失敗も形を変えて繰り返されるという教えです。
後者からは、利益を生んだのは予想だけでなく、正しい局面でポジションを持ち続けたことだと読み取れます。
ウォーレン・バフェットとベンジャミン・グレアムの名言|群集心理に流されない
バフェットとグレアムの名言からは、価格だけを見ず、群集心理から距離を置く姿勢を学べます。
市場が熱狂や悲観へ大きく傾くと、価格と合理的な判断が離れることがあるからです。
「Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are fearful.」
出典:Berkshire Hathaway 2006 Annual Letter・Warren Buffett
「Price is what you pay; value is what you get.」
出典:Berkshire Hathaway 2008 Annual Letter・Benjamin Grahamの教えとしてWarren Buffettが紹介
FXでは企業価値を買うわけではありませんが、価格だけを見て飛び乗らない教訓として応用できます。
ラリー・ハイトの名言|資金がなくなれば次の勝負はできない
ラリー・ハイトの言葉は、トレードで最も避けるべきことが資金の全損だと教えています。
チャンスを取るにはリスクが必要ですが、資金を失い切れば次の機会へ参加できないからです。
「If you don’t bet, you can’t win.」
「If you lose all your chips, you can’t bet.」
引用元:『Market Wizards: Interviews with Top Traders』・Jack D. Schwager
意味は、リスクを取らなければ利益もない一方、全資金を失うほど賭けてはいけないということです。
FXでも「取引するか」より先に、「外れた場合でも次の取引ができるか」を考える視点が役立ちます。
日本に古くから残る相場格言21選とFXでの意味

日本の相場格言には、現代のFXでもそのまま通用する心理と資金管理の教えが数多く残っています。
株式や米相場を背景に生まれた言葉でも、欲、恐怖、焦り、群集心理は為替市場でも変わらないからです。
ここでは日本証券業協会などで確認できる格言を、FXで使いやすい4つのテーマに分けました。
自分が直したい失敗パターンに近い項目から確認してください。
損切り・資金管理に役立つ相場格言
損切りに悩む人は、「見切り千両」と「売り買いは腹八分」を最優先で覚えてください。
どちらも最大利益を追いすぎず、資金を残すことに価値があると教えているからです。
- 見切り千両:小さな損で見切ることには千金の価値がある。
- 売り買いは腹八分:天井と底を全部取ろうとせず、投入資金にも余裕を残す。
- 頭と尻尾はくれてやれ:底値買いと天井売りを狙いすぎない。
- 二度に買うべし 二度に売るべし:一度に全資金を投入せず、相場を確認しながら分けて動く。
- 三割高下に向かえ:事前に利食いや反対売買の基準を持ち、欲で判断を変えない。
「買い米を一度に買うは無分別。二度に買うべし、二度に売るべし。」
引用元:『三猿金泉秘録』・牛田権三郎
FXに置き換えるなら、損失上限を決め、ポジションを大きくしすぎないという形で活用できます。
待つことの大切さを教える相場格言
取引回数が多くなりやすい人ほど、「休む」「待つ」という相場格言が役立ちます。
FXは平日に長時間取引できるため、チャートを見るたびにポジションを持ちたくなりやすいからです。
- 売るべし 買うべし 休むべし:売買だけでなく、何もしないことも選択肢にする。
- 休むも相場:取引から離れ、冷静に相場を見る時間も必要。
- 相場は明日もある:今日の値動きに焦って飛び乗らず、次の機会を待つ。
- 株を買うより時を買え:何を買うかだけでなく、いつ仕掛けるかが重要。
- 押目待ちの押目なし:強い相場では理想的な押し目を待ちすぎると機会を逃す。
一見すると「待て」と「押し目を待ちすぎるな」は矛盾しますが、エントリー条件を先に決めれば両立します。
条件を満たす前は待ち、条件を満たした後は過去の安値に固執しないという使い分けができます。
群集心理と感情を戒める相場格言
相場で感情に流されやすい人は、自分の願望と実際の値動きを分けて考える必要があります。
人はポジションを持つと、自分に都合のよい情報だけを集めやすくなるからです。
- 人の行く裏に道あり花の山:多数派と同じ判断だけが正解とは限らない。
- 買いたい弱気 売りたい強気:自分の希望を相場予想へすり替えない。
- もうはまだなり まだはもうなり:値ごろ感だけで天井や底を決めつけない。
- 相場は相場に聞け:自分の予想より、実際の値動きを素直に見る。
- 備えあれば迷いなし:事前に計画と余裕資金を準備し、値動きで慌てない。
- 当たり屋につけ:好調な人を参考にする考え方だが、盲目的な追随は避ける。
FXでは、含み損を抱えた後で「上がる理由」を探し始めたら特に注意が必要です。
最初に決めたシナリオが崩れたなら、別の格言を探して損切りを先延ばししないようにします。
トレンドと値動きを読む相場格言
値動きを読む格言は、相場が自分の予想以上に動く可能性を忘れないために役立ちます。
「高すぎる」「安すぎる」という感覚だけでは、勢いのある相場を止められないからです。
- 行き過ぎもまた相場:割高や割安に見えても、相場はさらに行き過ぎることがある。
- 天井三日 底百日:高値圏が短く、停滞する時期は長くなる場合がある。
- 山高ければ谷深し:急激に上昇した相場ほど、その後の下落にも注意する。
- 買いにくい相場は高い:単に安いから買うのではなく、強い理由も確認する。
- 売りは早かれ 買いは遅かれ:利益確定の好機は短い場合がある。
- 閑散に売りなし:動かないという理由だけで安易に売らない。
- 相場の器用貧乏:細かな値動きをすべて取ろうとすると、かえって大きな流れを逃しやすい。
- 遠くのものは避けよ:理解や確認ができない情報だけを根拠に取引しない。
FXでも最終判断は格言だけで決めず、価格の構造や自分の売買ルールと組み合わせてください。
FXの名言で最初に覚えたいのは「勝つ方法」より「負け方」

この記事でわかるポイント
- FXで覚えておきたい有名な名言と相場格言
- 著名トレーダーが重視した損切りと資金管理
- 日本に古くから残る相場格言と意味
- 矛盾して見える名言を使い分ける方法
- 名言を自分のFXルールへ変える具体的な手順
FXで最初に覚えるべき名言は、利益を増やす言葉より、大きな損失を避ける言葉です。
FXはレバレッジを利用できるため、一度の大きな失敗がその後のトレード機会まで奪う可能性があるからです。
名言を売買サインとして使うのではなく、損切りや待つ判断を確認するチェック項目として読むと実戦で役立ちます。
まずは次の3つを押さえ、名言を使う優先順位から整理していきます。
名言はエントリーの売買サインではない
FXの名言は、買いか売りかを直接決めるシグナルとして使うものではありません。
同じ名言でも、トレンド相場とレンジ相場では有効な考え方が変わるからです。
たとえば「トレンドは友達」という考え方は、明確な方向が出ている場面では参考になります。
一方、方向感がない相場で無理に順張りすれば、往復の値動きに巻き込まれる可能性があります。
名言は「今の判断が自分のルールと合っているか」を確かめる言葉として使うのが基本です。
資金管理を最優先にして名言を使う
複数の名言で迷ったら、資金を守る教えを最優先にしてください。
利益を狙う機会は何度でもありますが、取引資金を大きく失うと次のチャンスを活かせないからです。
判断する順番は「最大損失」「相場環境」「エントリー」「利益確定」とすると整理しやすくなります。
先に損切り位置を決め、その損失を許容できる取引数量かを確認する流れが重要です。
条件に合わなければ、「休むも相場」を選ぶことも立派なトレード判断になります。
レバレッジがあるFXほど「生き残る言葉」が重要
FXでは「大きく勝つ」より「致命的に負けない」という考え方が重要です。
日本の個人向け店頭FXでは、取引額の4%以上の証拠金が必要で、レバレッジは25倍以下に制限されています。
それでも、証拠金に対して大きな金額を動かせる点は変わりません。

公式情報で確認できるポイント
- 金融庁公式サイトでは、FX取引には証拠金以上の損失が生じるおそれがあると説明されています。
- 個人が店頭FX取引を行う際は、取引金額に対して4%以上の証拠金を差し入れ、維持する必要があるとされています。
- ロスカットルールが適用されても、相場急変時には証拠金を上回る損失が生じる場合があると説明されています。
さらに相場急変時には、ロスカットが想定した価格で執行されない場合もあります。
だからこそ、強制ロスカットより前に自分で損失を管理する意識が欠かせません。
FX初心者の悩み別に覚えたい名言

FX初心者は、名言を大量に暗記するより、自分の失敗に対応する言葉を少数選ぶほうが効果的です。
実際のトレードで思い出せなければ、どれほど優れた言葉でも行動を変えられないからです。
損切り、ポジポジ病、飛び乗り、ナンピンの4つは、初心者が名言を活かしやすい代表的な場面です。
自分に当てはまる項目から、具体的な行動ルールへ変えてください。
損切りできない人に効く名言
損切りできない人には、「見切り千両」が最も実践へつなげやすい格言です。
損を確定することを失敗ではなく、大損を防ぐための価値ある判断として捉え直せるからです。
含み損になった後に「もう少し待てば戻る」と考えると、当初より大きな損失を受け入れやすくなります。
そこで、注文前に「この価格へ来たらシナリオが間違い」と決めておく方法が有効です。
損切りは未来を当てる判断ではなく、想定外の値動きから資金を守る処理だと考えてください。
ポジポジ病を止めたい人に効く名言
取引回数が増えすぎる人には、「売るべし 買うべし 休むべし」が役立ちます。
チャートを開いたら売買しなければならない、という思い込みを外せるからです。
FXでは値動きがあるだけで、利益を得やすい条件がそろっているとは限りません。
自分のエントリー条件が3つあるなら、3つすべてがそろうまで待つと決めておきます。
見送った取引も「ルールを守れた成功」と記録すると、無駄な売買を減らしやすくなります。
飛び乗りを防ぎたい人に効く名言
急騰や急落へ飛び乗りたくなったら、「相場は明日もある」を思い出してください。
今の値動きを逃したとしても、FX市場では次の売買機会が繰り返し現れるからです。
大きく動いた後を追いかけると、損切りまでの距離が広くなり、リスクも増える場合があります。
入り損ねたことと、お金を失ったことは同じではありません。
想定した価格を通過したら、新しいセットアップができるまで待つルールを持つと焦りを抑えられます。
ナンピン癖を直したい人に効く名言
含み損になるたびに追加注文する人は、「Don’t ever average losers.」を覚えておく価値があります。
損失ポジションを増やすと、さらに逆行した場合の損失速度まで大きくなるからです。
ただし、事前に分割エントリーを計画した取引まで否定する言葉ではありません。
重要なのは、含み損を見てから感情的に数量を増やしていないかという点です。
追加価格、最大回数、全体の損失上限を注文前に決めた場合だけ実行する形が安全です。
矛盾して見えるFXの名言は「使う場面」で判断する

正反対に見える名言があっても、どちらか一方が間違っているとは限りません。
相場環境、保有期間、損切り位置、利益確定方法など、言葉が前提とする条件が異なるからです。
重要なのは、自分に都合のよい名言を後から選ぶのではなく、使う順番を事前に決めることです。
代表的な4つの組み合わせから、判断方法を整理します。
「トレンドは友達」と「人の行く裏に道あり花の山」
明確なトレンドが続いている間は、「トレンドは友達」を優先するほうが考え方を整理しやすいです。
「人の行く裏に道あり花の山」は、いつでも多数派と反対売買する意味ではないからです。
相場が一方向へ極端に偏り、反転を示す根拠が現れたときに逆を見る視点として使えます。
価格が高いという感覚だけで売ると、強い上昇トレンドに逆らう危険があります。
まず現在の方向を確認し、反転条件が満たされた後に逆張りを検討する順番が無難です。
「利益を伸ばす」と「売り買いは腹八分」
「利益を伸ばす」と「腹八分で利確する」は、利確方法を決めれば両立できます。
ポジションの全部を同じ価格で決済する必要はなく、一部利確と残りの保有を分けられるからです。
たとえば目標へ到達したら一部を決済し、残りはトレンド終了条件まで保有する方法があります。
反対に、利益が増えるたびに目標を遠ざけると、含み益をすべて失う場合もあります。
「どこで守り、どこまで伸ばすか」を注文前に決めておくことがポイントです。
「相場は明日もある」と「押目待ちの押目なし」
エントリー条件を満たす前は待ち、満たした後は理想価格へ固執しないと考えれば両立します。
両者が戒めているのは、焦りと過去の価格への執着という別々の失敗だからです。
「相場は明日もある」は、条件外の飛び乗りやリベンジトレードを抑える言葉になります。
「押目待ちの押目なし」は、昔見た安値まで戻るはずだと決めつける心理への戒めです。
価格そのものより、現在のセットアップが成立しているかで判断すると迷いにくくなります。
逆張り格言をFXで使うときの注意点
FXで逆張り格言を使うなら、「上がりすぎ」「下がりすぎ」だけでエントリーしないことが重要です。
為替は経済指標や中央銀行の政策変更をきっかけに、一方向へ大きく動き続ける場合があるからです。
さらに急変時はスプレッドが拡大し、想定より不利な価格で約定する可能性もあります。
逆張りするなら、安値更新の停止や節目の回復など、反転を判断する条件を決めてください。
条件がない逆張りは、名言ではなく自分の値ごろ感だけで取引する状態になりやすいです。
FXの名言を自分のトレードルールに変える5ステップ

名言を実戦で役立てるには、抽象的な言葉を「守れたか判定できるルール」へ変換する必要があります。
「損切りを大切にする」と考えるだけでは、実際に含み損が出た場面で判断が曖昧になるからです。
失敗を1つ選び、条件を数値化し、記録して修正する流れまで作れば、名言が行動へつながります。
次の5ステップで順番に進めてください。
ステップ1:直したい失敗を1つ決める
最初は、最も損失につながっている失敗を1つだけ選んでください。
複数の問題を一度に修正すると、何が改善につながったのか判断しにくくなるからです。
代表例は、損切りが遅い、ナンピンする、エントリーが多い、利益確定が早すぎるといった行動です。
直したい行動を「メンタルが弱い」のような抽象語で終わらせないようにします。
「含み損になると損切り注文を動かす」のように、実際の行動まで具体化することが大切です。
ステップ2:対応する名言を1つ選ぶ
次に、直したい失敗へ最も近い名言を1つだけ結びつけます。
トレード中に思い出す言葉を増やしすぎると、都合のよい格言を選び始める危険があるからです。
損切りなら「見切り千両」、過剰売買なら「休むも相場」がわかりやすい組み合わせです。
飛び乗りなら「相場は明日もある」、ナンピンなら「Don’t ever average losers.」が使えます。
トレードノートの最上部に、現在取り組む名言を1つだけ書いておく方法も有効です。
ステップ3:数値や条件に変える
名言は、取引後に「守れた・守れなかった」を判定できる条件へ変えてください。
「早く損切りする」「無理な取引をしない」だけでは、人によって判断が変わるからです。
損切りなら「直近安値を割ったら終了」のように、手法に合う条件を事前に決めます。
休むルールなら「その日の損失上限へ達したら終了」など、行動が決まる形にします。
具体的な金額や割合は、資金量と手法ごとのリスク許容度に合わせて設定してください。
ステップ4:取引数量まで逆算する
損切り位置を決めたら、その損失を許容できる取引数量まで逆算することが重要です。
同じ10pipsの損切りでも、取引数量が違えば口座へ与える影響が大きく変わるからです。
「損切りが大切」という名言を守っていても、数量が過大なら一度の負けが大きくなります。
先に最大許容損失を決め、損切り幅から逆算して数量を調整する順番が基本です。
必要な数量が自分の許容範囲を超えるなら、その取引自体を見送る選択もできます。
ステップ5:損益よりルール遵守率を検証する
ルールを作った直後は、利益額より「決めた行動を守れたか」を評価してください。
ルール違反でも偶然勝つことがあり、正しい行動でも一時的に負けることがあるからです。
損切り位置、エントリー理由、利確理由、ルール違反の有無を取引ごとに記録します。
一定回数がたまった段階で、守れた取引と守れなかった取引を分けて比較してください。
名言を精神論ではなく検証可能な行動へ変えることで、自分に必要な教えだけが残っていきます。
口コミ・SNS引用についての補足
FXの名言は、個別の口コミを根拠に売買判断へ使うものではありません。
実利用者の投稿を引用する場合でも、本文で解説しているように、出典が確認できる名言や自分の検証記録と分けて読むことが大切です。
今回は、口コミを並べるためだけの引用や、投稿本文へ直接到達できないSNS投稿の埋め込みは採用していません。
FXの名言の出典を確認するときの注意点

有名人の名前が付いた名言でも、一次出典を確認できない場合は本人の発言と断定しないことが大切です。
ネット上では、古くからある相場格言が別の著名人の言葉として転載されるケースがあるからです。
本人の著書、公式インタビュー、株主向け書簡、公式サイトまで遡れる情報ほど信頼度が高くなります。
特に英語の名言は、原文と日本語訳を分けて確認してください。
著書・公式資料・一次インタビューを優先する
名言の出典は、本人や出版社などに近い資料から確認するのが基本です。
複数のまとめサイトに同じ文章が載っていても、元の記事を互いに転載しているだけの場合があるからです。
書籍なら書名と著者を確認し、可能なら該当する章やインタビューまで遡ります。
投資家なら株主向け書簡、トレーダーなら本人の公式サイトや一次インタビューも有力な資料です。
確認できない場合は、無理に人物名を付けず「相場格言」として扱うほうが正確です。
出典が確認できない名言は人物名を付けて断定しない
出典不明の言葉は、内容が有用でも「○○の名言」と断定しないほうが安全です。
有名な言葉ほど、翻訳や要約を繰り返すうちに原文や発言者が変わっている場合があるからです。
「The trend is your friend.」のように、広く相場で使われてきた表現もあります。
特定人物の発言だと確認できない場合は、一般的な市場格言として紹介する方法があります。
名言の価値と、誰が最初に言ったかという事実は分けて扱うことが重要です。
SNSで拡散された名言だけを根拠にしない
SNSの画像や短文だけで名言の発言者を判断するのは避けてください。
投稿では出典部分が省略され、別の人物名を付けた画像だけが再投稿されることもあるからです。
有名投資家の写真と印象的な文章が組み合わされていても、本人の発言を証明する材料にはなりません。
気になる言葉を見つけたら、原文の一部を検索し、著書や公式インタビューまで確認します。
この記事ではSNS投稿そのものを名言の出典として採用していません。
FXの名言に関するよくある質問

FXの名言は、勝てる魔法の言葉ではなく、判断ミスを減らすために使うのが基本です。
特に初心者は、名言の数より、自分の損切りや過剰売買を改善できるかを重視したほうが役立つからです。
ここでは検索されやすい疑問を、実際のトレードへつながる形で簡潔に回答します。
気になる質問を選んで確認してください。
FXで一番大切な名言は何ですか?
初心者なら「見切り千両」と「休むも相場」を優先するのがおすすめです。
損失を限定する判断と、不要な取引を避ける判断の両方を覚えられるからです。
FXで勝てるようになる名言はありますか?
名言だけで継続的に勝てるようになることはありません。
売買手法、資金管理、記録、検証が必要で、名言はそれらのルールを守る補助だからです。
損切りが怖いときに役立つ名言は?
「見切り千両」が、損切りへの考え方を変えやすい格言です。
損失確定を失敗ではなく、さらに大きな損を避ける価値ある行動として捉えられるからです。
ポジポジ病に効く名言は?
「売るべし 買うべし 休むべし」と「休むも相場」が適しています。
売買しない時間もトレードの一部だと考えれば、条件外のエントリーを減らしやすいからです。
名言を待ち受けやノートに書く意味はありますか?
具体的な行動ルールとセットなら、名言を書いておく意味があります。
「休むも相場+損失上限に達したら終了」のように、次の行動まで決めると実践しやすいからです。
まとめ|FXの名言は「覚える」より「守れるルール」に変えよう

FXの名言で本当に大切なのは、心に響く言葉を集めることではなく、自分のトレード行動を改善することです。
著名トレーダーや昔の相場師が残した教えには、時代が変わっても共通する損失管理や群集心理への戒めがあります。
- FXの名言は売買サインではなく、判断を確認するために使う
- 利益に関する言葉より、まず損失を限定する言葉を優先する
- 「見切り千両」は大損を避けるための損切りの価値を教えている
- 「休むも相場」はノーポジションも有効な判断だと教えている
- 「相場は明日もある」は飛び乗りやリベンジトレードの戒めになる
- 「売り買いは腹八分」は天井と底を全部取ろうとする欲を戒める
- 「人の行く裏に道あり花の山」は群集心理を疑う視点を与えてくれる
- 「もうはまだなり まだはもうなり」は値ごろ感を過信しない教え
- ポール・チューダー・ジョーンズは利益より防御を重視した
- ブルース・コフナーはエントリー前にストップを決める考え方を示した
- エド・セイコータはトレンドと損失管理の両方を重視した
- 反対に見える名言は、相場環境と目的を分ければ使い分けられる
- 出典不明の名言を有名人の発言として安易に断定しない
- 名言は損切り位置や取引停止条件など具体的なルールへ変える
- 最終的には利益額だけでなく、決めたルールを守れたかを検証する
まずは、自分が最も繰り返している失敗を1つ選んでください。
その失敗に対応する名言を1つだけ選び、次回のトレードで守る条件まで書き出してみましょう。
出典・参照
- 金融庁:外国為替証拠金取引について
- Berkshire Hathaway:2006 Letter to Shareholders
- Berkshire Hathaway:2008 Letter to Shareholders
- Jack D. Schwager『Market Wizards: Interviews with Top Traders』
- Edwin Lefèvre『Reminiscences of a Stock Operator』
※本記事はプロモーションを含みます。年月、日時、価格・キャンペーン情報は確認時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
